認定介護福祉士と管理介護福祉士

社会保障審議会の福祉人材確保専門委員会で認定介護福祉士について言及されています。

2007(平成19)年の社会福祉士及び介護福祉士法改正の際の衆参両議院の附帯決議には専門介護福祉士制度の仕組みについての検討が求められている。
また、介護人材の安定的確保への配慮が必要なども踏まえ、介護分野の現状に即した介護福祉士の養成の在り方について検討を行うとともに、
介護分野全体のキャリアパスの構築に資するため、厚生労働省は平成22年3月今後の介護人材養成の在り方に関する検討会を設置し検討を行い平成23年1月に報告書を作成している。
この報告書では「今後の介護人材キャリアパスのイメージとして介護福祉士資格取得後に一定の実務経験を経て、幅広い知識・技術を身に付け、質の高い介護を行い、他の現場職員を指導できるレベルに達した介護福祉士を職能団体が主役となって認定する仕組み(認定介護福祉士(仮称))を設けていくことが適当との結論に至った。
なお、その上で、認定介護福祉士の運用状況や、介護福祉分野における研究成果等を踏まえて、
特定分野により深化した専門的知識・技術を持つ介護福祉士の養成等の在り方を然るべき時期に検討していくことも考えられる。」としている。
これを受けて職能団体の日本介護福祉士会が中心となって認定介護福祉士(仮称)について検討を進めているが、
日本介護福祉士養成施設協会は前記報告書を踏まえ、更にその上位のより深化した専門的知識・技術を持ち、
マネジメントやサービス管理の職業能力を備えた介護福祉士を(仮称)管理介護福祉士として養成し
厚生労働省の介護人材キャリアパスのイメージに応えるよう検討している。

認定介護福祉士について検討するとともに、その上級資格としての管理介護福祉士についての検討を行っていることがわかります。

管理介護福祉士イメージ

管理介護福祉士に求められる能力をみると、あまり認定介護福祉士に求められているそれと変わりないように思います。
認定介護福祉士取得後のステップとして、
さらに専門性に特化した専門介護福祉士(仮称)を創設し、教育・指導志向か、管理志向か、技術志向かを分けていくという構想になっていたのですが、
どうも管理介護福祉士のイメージとしては実践の能力も求められていたり、指導の能力も求められており、
専門性を高めるというよりも、介護福祉士のステップアップという印象が高い印象があります。

その先のステップを作るよりもまず先に、
認定介護福祉士のステップを固めることの方が先だと思うのですが。

認定介護福祉士と管理介護福祉士

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介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

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