領域名: 福祉用具と住環境に関する領域
科目名: 福祉用具と住環境
教育目的:
・福祉用具に関する知識を習得して支援に活用することができる力を育成する
・住環境の知識を習得して家族や利用者に改修に関する提案できる力を育成する
到達目標:
・福祉用具に関する基礎的な知識を習得し、支援に活用できる
・介護場面に応じて、福祉用具等を選択し、それらを活用した支援技術を習得し、実践できる
・住環境に関する基本的な知識を習得し、支援に活用できる
・在宅や施設を問わず、利用者の生活の場となる住環境を評価し、介護場面に応じて改善を提案することができる
時間数: 30時間
含むべき内容:
○介護場面(移動・移乗、睡眠、起居、排せつ、入浴、食事、コミュニケーション等)に応じた適切な福祉用具の選定や住環境の整備
○福祉用具・生活支援機器・義肢装具・自助具などの種類と機能
○利用者の障害の程度による機器の選定方法と、福祉用具を活用する際のリスクの理解
○利用者の住環境の評価
○利用者が自立生活を送るための障害の状況に応じた住環境の課題と対策
含むべきキーワード:
移動関連用具(車いす、歩行器、杖)、ベッド、移乗関連用具(移動用リフト、スライディングボードなど)、排泄関連用具、入浴関連用具、住宅設備機器(段差解
消器、階段昇降機など)、義肢・装具、自助具、コミュニケーション関連用具、福祉車両、住環境の整備、姿勢、ポジショニング、介護ロボット
考えられる展開:
○講義と演習によって研修を展開する。
・福祉用具は講義で知識を教授し、実際に演習で使用上の技術を獲得する
・住環境はできるだけ視覚教材を利用し、具体的な内容を理解しやすいように配慮する
課題学習の可否: 否
留意事項等:
修了評価の方法:
筆記試験(50問程度、100点満点中60点以上が合格)
受講要件: 特になし
講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・日常業務で介護職員と共に働いた経験があり、福祉用具・福祉住環境の知見のある方(リハビリテーション専門職(PT、OT、ST)、リハビリテーション工学技師、義肢装具士、福祉住環境コーディネーター1級以上等が望ましい