カリキュラム:チームマネジメント

領域: マネジメントに関する領域

科目名: チームマネジメント

教育目的:
・介護職のチームマネジメントについての基礎理論を獲得させるとともに、自職場において実践できるようになるための手段や知識を獲得させる。

到達目標:
・チームワークや他職種連携が進むための基礎理論のポイントについて概説できる。
・チームに関する基礎理論を踏まえて、介護サービス組織におけるチームの特性について説明できる。
・チームに関する基礎理論を踏まえて、介護サービス組織における具体的事例におけるチームの行動や力学を分析できる。
・組織文化の考え方、分析の方法を習得するとともに、リーダーとして組織文化を改革していく視点を学び、理解し、他者に説明できる。
・上記を踏まえて、自組織におけるチームや職種間連携の現状と改善策について検討を行うことができる。
・上記を踏まえて、職場における自分自身の行動について省察を行い、今後、持論(theory in use)を形成していく素地ができる。

時間数: 30時間

含むべき内容:
〇チームに関する基礎理論とその活用
・チームの生成過程、チームリーダーシップ、役割理論(役割期待、役割取得、役割遂行、役割葛藤等)、チーム診断など
・組織行動論の基礎理論の視点での自分自身やメンバーの理解と複数チームのリーダーとしての行動、態度について
〇他職種連携やチームが機能するための基礎知識・理論とその活用
・他職種の職務とメンタルモデル、連携モデル、コンフリクトマネジメント)とその活用
・コンフリクトの理論的な理解と介護現場に応じた解決方法・発展的解消のあり方
・自組織のチーム及び職種間連携の現状と改善策についての検討
〇組織文化の分析
・組織文化の考え方の理解と、介護現場のリーダーとして組織文化にどのように向き合うか
・組織文化の分析方法(競合価値観フレームなど)を用いた自組織の組織文化の分析
・組織文化を職場メンバーで意識化し変えていく方法

含むべきキーワード:
組織行動、チーム生成過程、チームリーダーシップ、多職種協働、コンフリクトマネジメント、組織文化

考えられる展開:
○集合研修(講義)と演習によって研修を展開する。
○演習(ケースメソッド等)⇒基礎理論の理解⇒自分自身や職場の振り返り(自職場課題)⇒自職場課題をもとに演習
○毎回、講義・演習の後は、リフレクションペーパーを提出させる

課題学習の可否: 一部可 課題学習は15時間を超えない配分とする

展開上の留意事項等:

修了評価の方法:
・基礎理論については、知識チェック(テスト)を行う
・テスト 40 点、リフレクションペーパーの内容 30点、自己演習+演習・講義への参加貢献度30点

受講要件:
・「認定介護福祉士概論」を修了していること
・ユニットリーダー又はサービス提供責任者以上の職歴が3年以上の者が望ましい。

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了していることが望ましい
・①介護福祉士で介護職員として 10 年以上の勤務歴を有する者、②介護現場をフィールドとした組織行動論に関わる研究論文(筆頭者以外を含む)を執筆している者、③その他、介護現場の実態についての理解が十分あり①②に準ずると認められる者が望ましい

カリキュラム:チームマネジメント

welconnect

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です