カリキュラム:介護分野の人材育成と学習支援

領域: マネジメントに関する領域

科目名: 介護分野の人材育成と学習支援

教育目的:
・学習を支援する組織のあり方や学習の理論を理解させ、自職場における学習する組織づくり、地域包括ケアにおける社会環境づくりについて実践する力を育成する。

到達目標:
・成長を支援する組織のあり方のポイントについて、概説できる。
・成人の学習に関する原則のポイントについて、概説できる。
・以上を踏まえて、自職場の人材育成の現状と課題を分析し、改善策について検討できる。
・地域包括ケアをふまえた社会環境づくりにむけた学習プログラムを企画できる。

時間数: 15時間

含むべき内容:
○成長を支援する組織
・従業員満足、顧客満足とサービスプロフィットチェーン
・専門性と組織性の統合
○成人の学習に関する原則
・学習のメカニズムと学習モデル…成人学習、経験学習、批判的思考、実践共同体、協調学習、学習する組織
○人材育成の体系
・インストラクショナルデザインと職場の環境づくり
・介護職のキャリアラダーとキャリア開発
・教育・研修体系の構築と評価
○地域包括ケアシステムの構築と社会環境づくり
・地域包括ケアを見据えた地域での学習の展開の必要性
・多職種連携教育、地域住民等の学習プログラム

含むべきキーワード:
学習心理学、協調学習、教育と学習の違い、学習モデル、教育制度、動機付け理論、インストラクショナル・デザイン、学習環境デザイン、評価方法、キャリア開発、他職種連携教育、住民教育、スーパービジョン

考えられる展開:
○集合研修(講義)と演習によって研修を展開する。
○講義の中で、グループワークなども活用し、対話形式の研修となるように工夫する。
○演習⇒基礎理論の理解⇒自分自身や職場の振り返り(自職場課題)⇒自職場課題をもとに演習など、事例に基づく理論の学習と自職場の分析・改善策の検討などの理論の活用策を循環的に学習させる。
○毎回、講義の後は、リフレクションペーパーを提出させる

課題学習の可否: 一部可 課題学習は7時間を超えない配分とする

展開上の留意事項等:

修了評価の方法:
・基礎理論については、知識チェック(テスト)を行う
・テスト40点、リフレクションペーパーの内容30点、自己演習+演習・講義への参加貢献度30点

受講要件:
・I類を修了していること
・ユニットリーダー又はサービス提供責任者以上の職歴が 3 年以上の者が望ましい。

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了していることが望ましい
・①介護福祉士で介護職員として10年以上の勤務歴を有する者、②介護現場をフィールドとした組織行動論に関わる研究論文(筆頭者以外を含む)を執筆している者、③その他、介護現場の実態についての理解が十分あり①②に準ずると認められる者が望ましい

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介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

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