認定介護福祉士ナビ

カリキュラム:応用的生活支援の展開と指導

領域: 自立に向けた介護実践の指導領域

科目名: 応用的生活支援の展開と指導

教育目的:
・介護職チームにケアの目標を共有する方法を検討し、共有する力を育成する
・自立に向けた介護実践を介護職チームに指導する力を育成する
・自立に向けた介護実践を理解し、実践できる職場をつくる力を育成する
・他専門職と連携する力を育成する
・介護職の小チームのリーダーにプレゼンテーションの知識と技術を育成する
・介護職の小チームのリーダーにケース検討会議を指導する知識と技術を育成する

到達目標:
・生物として人間が代謝し、排出することの基礎を理解し、実践・指導できる
・認定介護福祉士としての役割を理解し、個として人間が歩き、食べ、排泄することの意味を理解し、歩行、排泄、食べることの支援(経口摂取の維持と回復を含む)、拘束しない介護等を実践できる
・自立するための身体機能、精神機能を評価し、適した用具の活用、他専門職種、ソーシャルサポートの連携等を含めた応用的な支援計画と自己実現を支援する実践の指導ができる
・自立に向けた介護実践を行うための職場のしくみを改善することができる

時間数: 60時間

含むべき内容:
○利用者の状態の積極的な改善を目指した一連のサービス展開について、根拠となる知識(高齢者の解剖生理等)、生活支援全体のプランニング、チームケアの展開における指導の留意点など
・代謝と排出
・歩行・移動の自立
・排泄の自立
・食べることの支援と自立
・身体拘束の廃止など
・虐待をしない人材育成
・チームとしての介護実践の理解と指導
○職場を改善するための指導・育成のポイント
・他の介護職員への生活支援技術の指導方法
・介護職員への研修プラン
・事例検討の運営に関する知識と技術
・プレゼンテーションの技術
・ファシリテーターの役割、チーム作り
・地域資源との関係作り

含むべきキーワード:
自立支援、地域生活、介護職チームの指導、基本的人権などの倫理観、他専門職、福祉用具、医学的知識、運動学の知識、尊厳の保持、サービスの改善、職場の介護チームの再編

考えられる研修の展開:
○講義と演習によって研修を展開する。

課題学習の可否: 一部可  40時間(自職場課題の遂行)

留意事項等:
○他専門職の理解と活用
○生物としての人間から社会的存在までを理解した支援
○地域生活を目標とした支援

修了評価の方法:
事後課題により行う

受講要件:
・Ⅱ類の本領域以外の全ての科目を修了していること

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了している介護福祉士か同等の力を有する介護福祉士が望ましい

カリキュラム:応用的生活支援の展開と指導