カリキュラム:疾患・障害等のある人への生活支援・連携Ⅱ

領域名: 医療に関する領域

科目名: 疾患・障害等のある人への生活支援・連携Ⅱ

教育目的:
・【疾患・障害等のあり人への生活支援・連携I】における基礎的な医学的知識を活用して状態に応じた生活支援の実践や医療職等の他職種との連携について理解させる。

到達目標:
・生活支援で行う医療行為に必要な知識を理解し、状態に応じた生活支援を実践できる
・症状や使用している薬から利用者の状態を分析できる
・在宅療養者が使用する医療機器の取扱い上の留意点について理解し、説明できる。
・急変時等の病態等について学び、その対応について判断できる
・医療職等の他職種との連携について判断できる。

時間数: 30時間

含むべき内容:
○生活支援で行う医行為や実践する際の留意点
・医行為と医行為でない行為
・介護職員等による喀痰吸引 など
○在宅療養者が使用する主な医療機器の取扱いに関する留意点 (吸引機、HOT、人工呼吸器等)
○生活支援における急変時対応
・状態把握と観察のポイント
・急変時の判断とその対応 など
(意識レベルの低下、発熱、脱水、悪心、嘔吐、下痢、食欲不振、喘鳴、呼吸困難、誤嚥、動悸、不整脈、胸痛、麻痺)
○生活支援における服薬管理に関する知識や留意点
・日常の使用頻度の高い薬の目的と副作用
(消化器系、呼吸器系、循環器系、中枢神経系の薬)
・生活支援における服薬管理
・アドヒアランス
・誤嚥の時の対応 など
○主治医やかかりつけの薬剤師等との連携

含むべきキーワード:
医行為、医行為ではない行為、生活支援の留意点、急変時対応、介護職員等による喀痰吸引等、喀痰吸引、経管栄養、意思決定支援、生活支援における服薬管理、他職種連携、観察・記録・情報共有のポイント

考えられる展開:
○集合研修(講義)と演習によって研修を展開する。
○前科目の基礎的な医学的知識を生活支援に活用するため、生活場面等にそくした内容で研修を展開する。
○他職種との情報共有については、介護職と各専門職それぞれのアセスメントや計画作成の視点等の相違を理解する。(薬の知識習得・日常の健康管理を学ぶ際の視点として含める)
○看護の入門レベルの内容や在宅ケアのテキストを参考にする。

課題学習の可否:一部可 課題学習は15時間を超えない配分とする

留意事項等:
〇ここでは、日常生活援助、リハビリテーションは他の領域で学習するため、医療に関する内容に限定する。

修了評価の方法:
筆記試験
(50問程度、100点満点中60点以上が合格)
※共通の試験が望ましい。

受講要件:
・「認定介護福祉士概論」を修了していること
・「疾患・障害等のある人への生活支援・連携I」を修了していること

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了していることが望ましい
・在宅支援の経験がある医師または看護師が望ましい
医師:大学講師以上または学会認定専門医以上が望ましい
看護師:大学講師以上または「認定看護師」以上の資格を所持していることが望ましい

カリキュラム:疾患・障害等のある人への生活支援・連携Ⅱ

welconnect

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

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