カリキュラム:地域における介護実践の展開

領域: 自立に向けた介護実践の指導領域

科目名: 地域における介護実践の展開

教育目的:
<以下の能力を持つリーダーを育成する>
・介護職チームの地域における位置づけを理解し、利用者が地域生活を継続できる支援を展開させる
・介護サービスマネジメントを実践し、提供サービスの質の向上を図る力を育成する
・地域におけるボランティア、家族介護者、介護福祉士等への介護に関する助言・支援が行えるような、地域とかかわる力を育成する

到達目標:
・地域での生活を継続するための見通しの立ったアクションプラン(介護チームづくり等を含めた利用者に対するプラン)を立てることができる介護職の小チームのリーダーの育成。
・地域生活を継続するために、他職種に自立に向けた生活支援を指導できるリーダーの育成。
・他職種を含む介護連携チームに事例検討が運営できるリーダーの育成。
・伝える、伝わるプレゼンテーションを実践できるリーダーの育成。
・地域における認定介護福祉士の役割が実践できる

時間数: 30時間

含むべき内容:
○地域におけるそれぞれの介護実践を理解し、地域において利用者を継続的に支える支援を展開していくためのポイント
・利用者が地域で生活する意義
・利用者にとっての最適な場を考えた支援
・最期まで地域での生活を継続するために必要な視点の共有
・地域に戻るために必要な施設ケアの見直し
・在宅での生活維持のためのケアの見通しを立てる
・地域で生活を継続するために必要な視点と支援方法
・さまざまな地域資源の活用
○介護職チームとして、ケアカンファレンスを適切に実施し、介護チームの提供するサービスの質を向上するための指導や環境整備を行うための留意点
○地域の介護力の向上を図るための役割
○地域における住民等の人間的尊厳が保障され豊かな生活を送れるような地域社会をつくるための啓蒙的役割

含むべきキーワード:
介護技術、自立支援、事例検討、地域での生活、ケアチームの育成、プレゼンテーション、介護サービスマネジメント、介護職リーダーの育成

考えられる研修の展開:
○講義と演習によって研修を展開する。
・地域での支援及びファシリテーターの役割確認のための講義
・グループワーク等演習等によって研修を展開する。

留意事項等:
○施設から在宅へもどす、または、一時的、段階的な施設利用も考慮した見通しのある在宅での支援などの視点について周知する
○施設を地域資源として活用する方法を共有する
○自分ができることと、人に教えること「指導力」の違いを認識し、指導者として謙虚な姿勢で学び教えることの重要性を理解させる
○参加している全ての人が「司会」または「ファシリテーター」を経験できるよう配慮する

課題学習の可否: 否

修了評価の方法:
・受講後、各職場において、地域等の住み慣れた場、利用者にとって最適の場(施設から在宅復帰、または施設利用も視野に入れた在宅での生活支援の見通し)においての、自立した生活を送るためのアクションプランの作成と実施状況についてのレポートを作成し、それを評価する。
【評価の視点】
・目標や評価の視点がしっかりと記述されている。
・チームでのケアの視点で考えられている。
・現状でのケアスタッフの力量について理解した上で、ケアスタッフ技術等の向上のための研修等が体系立てて組まれている。
・周知のための可視化などの工夫が盛り込まれている。
・在宅なら在宅、施設なら施設と場を限定せず、さまざまな資源を利用し、常に利用者の希望、利用者にとっての最適の場での生活のためにアクションプラン作成、実施と評価がされている。
・目標達成とならずとも、評価した上で具体的な改善策が盛り込まれている。

受講要件:
・「応用的生活支援の展開と指導」を修了していること
・現在、介護福祉士として就業している者が望ましい

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了している介護福祉士であることが望ましい

カリキュラム:地域における介護実践の展開

welconnect

介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です