認定介護福祉士制度議論のきっかけは

なぜ、この認定介護福祉士という資格が生まれようとしているのか、そこから掲載していきたいと思います。

これは、2011年1月に報告書として作成された今後の介護人材養成の在り方に関する検討会報告書がそのきっかけとなります。

その報告書にはこのように記載されています。

今後の介護人材養成の在り方に関する検討会報告書(2011年1月)

○ 介護福祉士資格取得後のキャリアパスについては、現在のところ十分な仕組みがないた
め、資格取得後の展望を持てるようにするためにも、その後のステップアップの仕組みを
つくっていくことが必要。
○ 介護福祉士資格取得後一定の実務経験を経て、幅広い知識・技術を身に付け、質の高い
介護を行い、他の現場職員を指導できるレベルに達した介護福祉士を職能団体が主役と
なって認定する仕組み(認定介護福祉士(仮称))を設けていくことが適当。
○ 認定介護福祉士(仮称)の具体化に向けた検討は、関係団体や学識経験者の参画を求め
て、介護福祉士の職能団体が主役となり行うことが望まれる。

ここで、認定介護福祉士(仮称)という言葉が登場します。

それまでも介護福祉士の上位資格をという議論がありましたが、
おそらく、認定介護福祉士という名称が登場したのはこれが最初ではないかと思います。

より質の高い介護を提供していくためには、国家資格である介護福祉士だけではなく、
それを指導する上位資格が必要という意見から、認定介護福祉士という仕組みの創設についての議論が始まりました。

現在もまだモデル事業を展開している段階ですので、今後の展開に期待しましょう。

認定介護福祉士制度議論のきっかけは

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介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

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