認定介護福祉士の養成課程について、日本介護福祉士会の報告書でこのような記載がありました。
研修構築の基本的な考え方
○働きながら研修を受講できるように配慮し、研修の土日開催や、夜間授業、e-ラーニング等を活用した研修実施などの手法を検討する必要がある。
○受講生が自由に研修受講形態(期間・会場等)を選択できるようにすることが望ましい。
認定介護福祉士の養成課程はⅠ類で280時間、Ⅱ類で170時間、合わせて450時間とされています。
一日8時間で学習したとしても56日を越えます。
それだけの日数を学習に費やすということは、現場で働いている介護職員には困難です。
研修に費用を出してくれたり、勤務扱いで研修を受講させてくれる法人・職場ばかりではありません。
勤務先によっては認定介護福祉士というキャリア形成を行うことがかなわない状況も生まれかねません。
そこで、土日開催・夜間授業・e-ラーニングといった手法について言及されています。
しかし、それでもその膨大なカリキュラムをこなすということは困難でしょう。
また、受講会場については、
○各都道府県で1か所以上の研修が実施されることを目指す。
とされています。
都道府県内に一カ所では自由に研修の受講時間や形態を選択するというのも難しいのではないでしょうか。
認定介護福祉士の研修受講はeラーニングで?