今回も同じように、認定介護福祉士のモデル事業に関するインタビューの中からです。
Q.来年度にモデル事業が終了しますが、来年度以降に認定介護福祉士の導入が始まる?
A.その方針。内容の検証の後、2014年度には認定介護福祉士の研修を本格導入する。
Q.このスケジュールは2015年に予定されている介護報酬改定を見据えてのもの?
A.日本介護福祉士会としては、次の介護報酬改定までには制度を完成させ、利用者サービスの向上と併せて評価されることを目指しています。
ということで、
認定介護福祉士の本格導入は2014年度になります。
2015年の介護報酬改定で、認定介護福祉士の配置を評価に入れてもらうことをねらいとしているようですが、
認定介護福祉士の配置による加算などが考えられそうですね。
そうなると、数少ない認定介護福祉士。
事業所に配置されれば加算が取れるとなれば、認定介護福祉士を雇用することは大きなメリットとなりますが、
加算という手土産を持って転職することも容易になるでしょうから、
高額な受講費用や研修時間を工面して研修に出した元の職場の打撃は大きいですよね。
どちらかというと、認定介護福祉士を雇用している職場よりも、
介護職員のキャリアアップのために認定介護福祉士の研修受講をさせた職場に
処遇改善加算の上乗せとして報酬上の評価があるという方が納得できそうです。
何にしても、2015年に関しては、実績がない段階で介護報酬上の評価を受けるということはそもそもおかしいかなという気がしますけど。