カリキュラム:介護業務の標準化と質の管理

領域: マネジメントに関する領域

科目名: 介護業務の標準化と質の管理

教育目的:
・自職場において実践されている介護業務を整理し、サービスの質の評価と改善に向けた検討を行うことができる力を育成する

到達目標:
・サービスの質の評価の枠組みに関する基礎的な概念について概説できる。
・プログラム評価の考え方について概説できる。
・論理的思考に基づいて実践を整理・記述することができる。
・上記を踏まえたうえで、自職場の実践を科学的・客観的に記述、評価し、サービスの質の改善に向けた検討、業務の標準化に向けた実践の基準づくりや実践の組織の検討を行うことができる。

時間数: 30時間

含むべき内容:
○ヒューマンサービスの特性
○サービスの質の評価の枠組み
・ストラクチャー、プロセス、アウトカムの考え方
・プロセス評価とアウトカム評価
・技術的部分(科学的根拠)と対人関係的部分
・既存の「評価」の意味と意義(第三者評価、報酬の加算・減算など)
○実践の記述と分析
・プログラム評価の考え方(インパクト理論、プロセス理論、フィディリティ評価等)
・経験学習に基づく実践の言語化、構造化、抽象的概念化、(演習含む)
・論理的思考に基づく自職場実践の記述と構造化、評価と改善策の検討(課題学習と演習)
○介護業務の標準化と管理
・対人援助における標準化の意味、サービス標準、ケアミニマム
・介護業務基準、業務と実践の捉え方(演習含む)
・指導的立場にある者の職務(内省支援、業務支援、精神支援等)、学習する組織の重要性
・可塑性を行動レベルではなく思考レベルに求めるマニュアルや手順書のあり方、実践の基準づくり、実践の組織化のあり方(演習含む)

含むべきキーワード:
ヒューマンサービスの特性、質の評価の意義、質の評価(ストラクチャー・プロセス・アウトカム)、科学的根拠、プログラム評価、フィディリティ評価、サービスの標準化、実践と業務、業務基準、言語化、抽象的概念化、経験学習、評価と改善、ルール・ロール・ツール、自己評価、第三者評価

考えられる展開:
○集合研修(講義)と演習によって研修を展開する。
○演習⇒基礎理論の理解⇒自分自身や職場の振り返り(自職場課題)⇒自職場課題をもとに演習など、事例に基づく理論の学習と自職場の分析・改善策の検討などの理論の活用策を循環的に学習させる。

課題学習の可否: 一部可 課題学習は15時間を超えない配分とする

展開上の留意事項等:

修了評価の方法:
テスト(基礎知識の定着)20点、リフレクションペーパー20点、自宅学習40点、講義と演習への参加貢献度20点

受講要件:
・I類を修了していること
・ユニットリーダー又はサービス提供責任者以上の職歴が 3 年以上の者が望ましい。

講師要件:
・当該科目における十分な知識・専門性を有し、講師等の教育経験があること
・修士課程を修了している介護福祉士であることが望ましい
・介護福祉士として指導的立場で5年以上の経験があり、実践の評価と改善に取り組んでいる者が望ましい

カリキュラム:介護業務の標準化と質の管理

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介護福祉ウェブ制作ウェルコネクトの代表。ウェブ制作を通して介護が社会に開かれることを目指しています。 ウェブサイト制作やリニューアルについてのご相談もお待ちしています。

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